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2015年11月16日月曜日

世の中は理不尽

例のストーブがモノの見事に大失敗し火達磨になり憂鬱な日曜日を送っていた僕。月曜日になり更に憂鬱になりながら朝というか昼の準備をしていると足の小指を角にぶつけた。ああこれはダメだ。今日一日はゴミだと思いつつも僕は登校した。


特に何もなく授業を終えることが出来た。おかしい。僕の勘では今日は何かが怒るはず。なのになにも起きないのは非常におかしい。おかしすぎる。そんなことを授業中思っていたらあっという間に下校時間。これは帰り道轢かれるかな。みんなに構われるなとか思いながら自転車を飛ばしていたが特に何も起きず。やはりおかしかった。足の小指のジンクスは今日ここに消えたのだ。これでもう足の小指をぶつけたとしてもなにか悪いことが起きると思わなくて良いのだ。イッテーと痛みを感じるだけですむ。


しかしそういうわけには行かなかった。僕は改良したストーブを持ち川べりでコーヒーでも一服と自転車とともに真夜中へ繰り出した。土手につきいそいそとお湯を沸かす準備をしていたら水を持ってくるのを忘れていた。思わずこうきたかーと口に出してしまった。川の水を汲んで飲めるだろうか?煮沸するんだから同じは同じ…と思っていたがやはりやめておいた。こんなので腹を下したら笑い者だ。結果的にストーブを使うためだけに片道10分の道をサイクリングしたことになった。
実験は成功した。モノの見事に綺麗な青い炎が真夜中とはいえなくもなくはない22時の暗闇にゆらめいていた。これを見届け僕は帰路につくことにした。さっさと帰って寝たかったのだ。飛ばし尽くして家の極付近。ジュースでも買うかととあるアパートの下に設置されている自販機を物色していると声がかかった。同じ学校の人であった。君の家は郊外にあるはず。なんでこんな時間にこんな場所にいるんだと周りを見渡すと女性がいた。僕は瞬時に悟ったのだ。これはきっと彼女とイチャ…。そしてこのアパートは彼女のお家であり…。これ以上はいけない。マイジェラシーがバーンヒート。即座にまあ達者というかそんな感じでなと交わし家についた。よく考えたらジュースを置き忘れていったような気がするがもうどうでもよかった。


僕は泣きながらシャワーを浴びた。なぜ彼に彼女らしき人物が出来て僕には何も出来ないのだろうかと。即座に答えが出てしまった。僕は俗にいう陰キャラというものであったのだ。僕は嗚咽をした。
心の整理をしたあと僕は浴室から出た。すると人差し指に激痛が走った。指を挟んだ。なんでこんな目に僕だけ合うのかとこの世の全てを呪った。憎い憎すぎる。とっとと破滅してしまえ。

ちなみにこの文章を書いてる今でも人差し指の疼痛は収まっていない。それどころかタイピングする度に激痛が走る。痛みを我慢し書かれた文章がこれである。

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