ページ

2018年4月16日月曜日

私は地方Fラン大学生

とある授業。出された演習。台形の面積の公式を書け。それを変数を使って書け。プログラミングを一応半年やってきたのだ。簡単である。台形の面積は常識であるとは言えるのになぜ書かせたのかはなんとなく察しが付く。今回の授業を担当していたのは長年私が通っている俗に言うFランク大学に勤めていた人だ。アレがアレだということを分かりきっていたのだろう。たぶん。

いいのだ。まあ。一応変数を使ってあーだこーだとやる分にはまだいいのだ。変数は入れ物。数学の変数とは少し違う。基本の基本。基礎の基礎。今回がプログラム初めてって人だっているかもしれないのだから。

「テストを行う」

そう言って用紙を配り始める。手元に届いてそれを見た僕は内心馬鹿にしてるのかという思いが締めた。事実バカなのだが。後述するがガチでバカだったのだが。

この問題、見たことある!

印象に強く残っていた。とあるはてなというサイトが運営しているはてなブックマークにてこんなにわからない学生がいるのかと嘆かれていたのを鮮明に覚えていたのだ。

リーディングテスト。中高生に対して実施され、結果が新聞のニュースサイトに乗っていた。

こんな問題、覚えがないだろうか?
問 アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。
セルロースは(     )と形が違う。
(     )に入るのはどれか。
A デンプン 
B アミラーゼ
C グルコース
D 酵素

結構話題になっていた気がするので覚えがある方も多いだろう。こんな問題が表面裏面。6問ほど。

 プログラミングの前に日本語の読解を調べたかったのだろうか。ある程度は理解できる。まあ以前にどう仕様もない学生たちがいたのかもしれない。その結果これを実施したというのならそれも理解できる。理解は出来たけど内心ふざけるなという思いであった。

さっさと解き僕は高2病を患った高校生のように窓の外を眺め物思いにふけった。
こんなところに入ったのは間違いであった気がする。定時制から行けたのはここぐらいだった、推薦という甘い言葉にツラれた。正直これなら専門学校に行ったほうが良かった。一応学びたいのはプログラミングなのだからそれがよかった。そういえば彼は彼が他に受け持つ講義を僕に受けさせなかった。私を選考から落とした、外したのだ。私は俺は僕はパソコンイジイジしたいのに…来た意味がない…


そんな事を思って窓の外を見ていると回収された。終わりのようだ。こんな1限のために朝早く起きてバスに乗ったのかと思うと悲しくなった。

教室を出る。他の人達が笑って問題の答えを言い合っていた。
「最後の問題わかった?」「俺は2にしたよ」「おれも2にした」

?!!?!?!??!!!!!?????

気になって問題を見る。

このようなものが出たのだ。僕は4を選んだ。要するにバカだということだった。中高生以下なのだ。20になるというのに。

なるほどね。僕はこんなテストをやるなと言う意思を込め最後の問題をわざと、そうわざと、わざと間違えたのだ。そうわざとなのだ。これで俺の勝ち。WIN。

0 件のコメント:

コメントを投稿